【新唐人2014年7月18日】中国大陸で有名な景勝地で、三百年以上の歴史を持つ古い町―湖南省の「鳳凰古城」が16日、豪雨に見舞われ、洪水により水没しました。
鳳凰古城の旧市街地を流れる沱江の水位が警戒線を1メートル近く超え、溢れだしたため町が水没しました。映像からは、洪水で建物の低層が水没しています。地元メディアによると、5万人以上の住民が避難を余儀なくされました。
洪水で水没した鳳凰古城は湖南省中部の鳳凰県に位置し、主な住民はミャオ族とトゥチャ族の人々です。ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の公式サイトの紹介によると、鳳凰古城の歴史は明・清時代にさかのぼり、当時の建築の特徴を色濃く残しています。現在、ユネスコの世界遺産への登録を申請中で、候補リストの中に挙げられています。
豪雨は付近の地区にも影響を与えており、地元メディアによると、貴州省では4万人近くが緊急避難し、西南部の雲南省維西県では、およそ200軒の家屋が倒壊しました。
気象部門の報告によると、中部地区のこの豪雨は徐々に弱まり、電力供給は回復しているそうです。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/16/a1123327.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/水田 映像編集/李)